2010年12月3日金曜日

妊娠38週③ 未来を産む


本当に、出産間近な予感がするので、記しておきたいことがたくさんある。
毎日毎日、目に見えてどんどん下がってくるお腹。
先輩ママたちが言ってたように、垂れ下がってきた。
でべそのおへそがどんどん遠くなる。
そして体中のデトックスが続いてる。
お腹の張りも痛みを伴うように強くなってきた。

出産間近になって、赤ちゃんや胎盤が出てくる場面のイメージをしてみたら、
陣痛の痛みとか出血とか、そういうのじゃなくて、
これから先、赤ちゃんがすくすく成長して、笑うようになって、歩くようになって、
旅行に行ったり、学校に行ったり、家族の笑顔、共に生きてく家庭のようす...
きらきらした眩しい未来が、私の産道を通って、ぞろぞろぞろ〜っと一気に出てくるのが見えた。

この子を生んだら、もれなくその先、この子との長い長い人生がついてくる。
私は、未来を生むんだ。
この子と、旦那さんと、まわりにいるすべての人との、新しい未来を生もうとしてる。
涙が出そうなくらい、わくわくが止まらなかった。

こんなに間近になっても、ありがたいことに、
私の中で、出産に対する「恐怖・不安・心配」が、ほとんどと言ってない。
もちろん、今日?明日?という「そわそわ」はあるけど。
そんな精神状態がここまで保てたことは、私や旦那さんにとって本当によかった。
妊娠中に、感情が不安定になる時期も一度もなかった。
いろんな出来事はあったけど、それでもとにかく毎日が楽しかった。

助産婦さんに、呼吸法のアドバイスを聞いたら、ソフロロジー式分娩法に基づいていて、
呼吸の仕方を教えてくれた時、びっくりした。
妊娠中から、お腹の張りや痛みがあるときは、自然に、同じように息を長く吐くようにしてた。
ヨガの呼吸法に慣れてるおかげもあると思う。
ソフロロジーのちゃんとした本来のイメージトレーニングの勉強会には参加しなかったものの、
産院自体の方針が同じであることを知って、嬉しくなった。
なによりイメージトレーニングしなくても、私の精神状態はそっくりそのまま。
そして、助産婦さんが常々言う、「いかにリラックスして生むか。」
陣痛室は、「私の部屋」になる。
好きな明るさで、好きな音楽、好きなアロマで、好きなものを食べたり飲んだり、
お風呂に入っても、ヨガしても、オステオパスでもある助産婦さんにマッサージを頼んでも、
旦那さんと二人きりなっても、なんでもわがままにしていい。わお!

ソフロロジー式分娩法とは、

 出産を生命の誕生から始まる育児のなかのひとつの過程と考え、
 赤ちゃんを思うことにより、母性を育み出産にまつわり起こるすべてを前向きに捉える分娩法です。
 
 陣痛は、赤ちゃんと出会うための大切なステップ、そして痛みはエネルギーと考えます。
 そのように意識が作られると、陣痛の「耐え難い痛み」への恐怖が払拭され、
 痛みは赤ちゃんと共有する感覚として、受け入れることができるようになります。
 麻酔を用いずに精神を安定させることによって、陣痛の痛みを和らげることができます。

 痛みは恐れにより増幅されるものなので、リラックスして痛みを受け入れる気持ち、
 そして乗り越えたあとには赤ちゃんとの出会いが待っているという期待感の前では、
 痛みの感覚はおのずと縮小されます。

 母親がリラックスの状態を作れることができれば、
 緊張による力も入らず、赤ちゃんは締め付けられることなく、
 無理なくやわらかい産道を通って、頭の丸いピンク色の肌で生まれてきて、
 母体にも疲労が少なく、会陰の伸びもよくなり裂傷が少ないので、
 産後の回復も早くなり、出産からすぐに育児へとスムーズに移っていけます。

 ソフロロジー式分娩では、出産をお母さんと赤ちゃんの共同作業と考えます。
 出産とはきわめて自然なことであり、それは病気ではありません。
 病院や医師が中心となってお母さんは患者としての立場に立つお産ではなく、
 あくまでお母さんと赤ちゃんが主役となり、お母さんが自分で全般をコントロールする出産を目指します。


実はソフロロジーは、今や無痛分娩があたり前になっているフランスで初めて実践されたもの。
私の生む産院が、この分娩法を扱っていてると知って、ますます安心感が湧いた。
さあて、私の人生の革命記念日は、いつ、どうなることやら。
自然の摂理に身を委ねて、すべてが問題なく健康でいられること、ただそれだけを願うばかり。

2 件のコメント:

  1. はじめまして、通りすがりで失礼します。
    ご主人のテレビの映像をYoutubeで観て、フラフラと気づけばこちらへたどり着き「なんてステキな妊婦さん!」と、毎週日記を楽しみに拝見してました。

    ワクワクですね、楽しみですね。私は助産院でした。(多分ソフロロジー;)丸一日がかりでしたが、それはそれは楽しいお産で、お産だけなら何度でも!と思えるものでした。ちなみに満月になるのを待って出て来た子でした。

    日本の助産師さんいわく陣痛が進まない時は、おにぎり食べると力湧くそうですよ。

    家族みんなでの初の共同作業、楽しいものになりますようお祈りしています☆
    そして、産後はしっかりお体労って下さいませ☆

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  2. acoさん
    コメントありがとうございます!
    Youtubeから繋がってらっしゃったんですね。
    わあ〜。楽しいお産だったという声を聞くと、とても嬉しいです。
    わくわく。しかも満月だったんですね!
    おにぎり!私も、陣痛が始まったら、まずお米を食べていこうと思ってました。
    産後は、わかめスープがいいらしい(?)ですね。
    フランス人の助産婦さんに言われました。笑 

    家族一致団結で、がんばってきます!!

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