予定日が過ぎちゃった。
お腹の赤ちゃんがおもいきり下がって、今までにない恥骨痛や腰痛、
膀胱あたりがキリキリ痛んだり、重いと感じる位置がますます下の方になり、
椅子に座ると、お腹がよいしょと太ももに乗っかるようになった。
お腹の上の方は、すとんと平らになって、胃が元の位置に戻った。
ギリギリまで片付かなかったお仕事も、やっと一段落。
外は寒いし、家に一人でいるので、出産前に会いたいと友達がたくさん会いにきてくれる。
お互いの両親からも、そわそわ、電話やメールが来る。
仕事がまだ終わってないと伝えた父からのメールで、なんだか心からホッとした。
「人間は生まれるときも死ぬときも、
その時期を面倒みてくれる周りの都合にあわせてくれるから、
心配ないよ。安心して待っていればいいよ。」
39週の日記
12月6日
日曜の夜、新月に入ってすぐ、待っていたかのように、お腹がカチカチに張り出した。
もういつ生まれてもいいので、横にもならず、家事をして過ごし、
夜寝る前にヨガをしたら、キュウ~っと絞られるような子宮伸縮があった。
今までおとなしかった赤ちゃんも、全身を使って、頭をぐいぐいと骨盤?に、押してるかんじ。
うっすら寝て、明け方、久しぶりに生理痛のような鈍痛と、腰痛がして、
1時間に何度もお腹の張りと収縮が。そして、お腹がゴロゴロ下る。
起きていても不規則な収縮が続いた。前駆陣痛!
それから無性にお腹がすいて、朝ご飯を2回、お昼ご飯を2回食べて、
きれいなエネルギーと交換。そして、とにかく眠くて眠くて寝た。
「今、充分食べて、寝とけよ~」って言われてるみたい。
ちょうど旦那さんも仕事が休みで、そんな私の姿を見ながら、ハラハラ緊張してるようす。
私はいたって冷静でのんびり笑ってるのに、旦那さんの顔は引きつり始めた。笑
このまま陣痛に変わって、夜あたり、産院に行くかな、と思っていたけど、遠のいてしまった。
今日は、きっと心の準備の日。
と、思ってたら、夕方からまた前駆陣痛。
お腹が張るだけで、全然痛くない。 ちょっきり15分置きに。しかも6時間も。
お風呂に入って遠のくと本物の陣痛ではないと聞いてたので、お風呂に浸かったら、遠のいた。
12月7日
やっぱり昨日は新月のもとだったせいか、今日はまだ調子がいい。
引き続き、前駆陣痛はあるけど、慣れてしまって、間隔を測るのもやめた。
朝起きて、少しヨガして、瞑想して、お腹に手を当てて赤ちゃんを感じてみたら、
赤ちゃんと繋がった気がして、私の中でよくここまで大きくなってくれたね...とお腹を愛撫したら、
なんか、ここまで来れたことが嬉しくて嬉しくて、ボロボロと涙が出てきて止まらなかった。
昼から、産院へ、最後の両親学級に行く。
助産婦さんに、日本なら臨月に入ったら毎週検診で、そのつどエコーもするんだよと話したら、
びっくりしてた。私なんて、来週に1ヶ月ぶりの検診があるだけ。
しかも「それまでに生まれなければね~」と笑って予約とっただけ。笑
妊娠中合計3回の最後のエコーは1ヶ月半前ので終わり。
でも、ちょっと前駆陣痛のせいで、子宮口がどうなってるか知りたかったので、診てもらうことにした。
そしたら、子宮口は柔らかくなって、開きかけてるとのこと。
そして「赤ちゃんの頭が、すぐそこにあって、しっかり下向きに、いい位置に固定されてるよ、
パーフェクト!もうすぐ!」って。わお!
やっぱり。助産婦さんは、まだまだだと思ってたらしいけど、私はもっと早いと思ってた。
赤ちゃんがぐいぐい下に降りてきてるのが分かってたし、胎動も少なくなってたから。
「恥骨あたりや腰が痛むなら、あまり動かずに。
お腹が張りやすいから毎日お風呂に浸かってね」と言われた。
張り止めを処方しようか?と言われたけど、もしそれがストレスならね、と言うので、断った。
自然のままにいたい。張ってくれるから、私はそれに従って休んだりできる。
帰り道にスーパーに行って買い物とかしたけど、足の付け根がキリキリして、
思うように歩けなくなってた。
膀胱の上あたりにおもりをのせられてるかんじ。
体がなまるのは嫌だけど、外出は最小限にして、家の中で動こうと思う。
義母と電話で話してたら、なんと次男は予定日の1ヶ月後に生まれたそう。
ちょっと昔までは、そんなに待ってくれたんだ。びっくり。
12月8日
家のネットが繋がらなくなり、外は大雪だし、少し買い物に出たはいいけど、
足下が滑るので、すぐ帰って家にいた。
信号のない横断歩道でおろおろするのが怖かった。
とにかく眠くて眠くて、肩こりのような頭痛、まさに生理の前のかんじ。
寝たり、掃除したり、ヨガしたり、本読んだり、久しぶりにおもいきりごろごろした。
12月9日
とうとう予定日。
旦那さんが大事な仕事があるので「これが終わってからにしてね~」
なんてお腹に語って家を出てく。
昨晩からまた頻繁に前駆陣痛。でももう慣れちゃった。
36週から週に1回摂るホメオパシーのレメディ"Caulophyllum" を摂ったら、
いつものごとくお腹がゴロゴロ。
しかも腸も子宮もまるごと全体を絞られるような収縮が起こって、
本を見たら「子宮上部の収縮を促進させる」とあった。
本当にビンゴ!
それからまたものすごくお通じがいい。まずはこっちをお産しなきゃだ。笑
"熟した柿の実がなっているときには、そよ風が吹いただけでポトッと落ちる。
そして落ちた木のつけ根は枯れてる。
落ちるべくして自然に落ちるときには、そよ風程度で落ちるのです。
でも3日後に落ちる予定の柿をいま食べたいと思うと、もぎとらないと落ちてこない。"
(ホメオパシー的妊娠と出産 由井寅子著)
そんなレメディ。
私の柿ちゃんは、そろそろ熟すかな...
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