2010年12月23日木曜日

出産のご報告


12月12日 午前8時35分、
無事、2730g、47cmの元気な女の子を出産いたしました。

産院に入って4時間で出産という安産でしたが、
癒着胎盤だったため、産後、母体的に少し大変なお産になりました。
妊娠初期にあった絨毛膜化出血が原因だそうです。
春に、赤ちゃんが流れそうになった時、必死で私のお腹にしがみついて生きてきてくれた結果。
どれもこれも、赤ちゃんをツルツルな体で自然分娩できたことに繋がったことなので、
結果的にはとても満足のいくお産になりました!
私の体には少し問題があり退院が遅れたりもしましたが、母親パワーで着々と回復しています。
今現在、母子ともに健康であることを、心から有り難く思います。

妊娠40週目〜出産までの最後の日記をのちのち綴っていこうと思っています。

2010年12月12日日曜日

妊娠後期にあった症状


–動悸、息切れ
–頻尿(妊娠中、常にだったけど、ますます)
–疲れたり、便秘だとお腹がよく張る
–お腹が重くて、腰痛になる
–羊水が減ってきて、とにかく赤ちゃんの動きを大きく感じる
–赤ちゃんが起きてるときと寝てるときが分かる
–頭が下、足が上(みぞおちの辺り)、胴やお尻の位置が一定の場所になる
–頻尿や寝心地の悪さで睡眠不足でも、けっこう平気
–体が疲れてるときは、赤ちゃんが"休め"と教えてくれる
–赤ちゃんの頭部か手が膀胱を圧迫して、時々痛い
–赤ちゃんの足が、みぞおちを圧迫して、時々苦しい
–胃が圧迫されるので、ちょっと食べ過ぎたりすると、すぐに胃もたれがする
–喉に違和感があって、胃液が逆流してくるようなかんじにもなる(ゲップが出ない)
–33週の満月で、妊娠線が何本かできた
–同じく、赤ちゃんが下がってきたのか、お腹のかたちが少し変わった(下向きに)
−満月の日ごとに妊娠線が増える
−臨月に入るくらいから、急に疲れやすくなる
−手が少しだけむくむ
−お腹がすくと気持ちが悪くなる
−38週に入って、胎動が変わり、激しくなる
−赤ちゃんがどんどん下がってきて、恥骨あたりが痛み、長時間歩けなくなる
−39週にお腹がゆるくなる
−出産1週間前の新月の日に、前駆陣痛が始まる
−出産24時間前におしるし
−出産6時間前から強い陣痛
−出産4時間前に子宮口が3センチ開く
−出産2時間前に破水

2010年12月9日木曜日

妊娠39週 前駆陣痛


予定日が過ぎちゃった。

お腹の赤ちゃんがおもいきり下がって、今までにない恥骨痛や腰痛、

膀胱あたりがキリキリ痛んだり、重いと感じる位置がますます下の方になり、

椅子に座ると、お腹がよいしょと太ももに乗っかるようになった。

お腹の上の方は、すとんと平らになって、胃が元の位置に戻った。


ギリギリまで片付かなかったお仕事も、やっと一段落。

外は寒いし、家に一人でいるので、出産前に会いたいと友達がたくさん会いにきてくれる。


お互いの両親からも、そわそわ、電話やメールが来る。

仕事がまだ終わってないと伝えた父からのメールで、なんだか心からホッとした。

「人間は生まれるときも死ぬときも、

 その時期を面倒みてくれる周りの都合にあわせてくれるから、

 心配ないよ。安心して待っていればいいよ。」



39週の日記


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日曜の夜、新月に入ってすぐ、待っていたかのように、お腹がカチカチに張り出した。

もういつ生まれてもいいので、横にもならず、家事をして過ごし、

夜寝る前にヨガをしたら、キュウ~っと絞られるような子宮伸縮があった。

今までおとなしかった赤ちゃんも、全身を使って、頭をぐいぐいと骨盤?に、押してるかんじ。

うっすら寝て、明け方、久しぶりに生理痛のような鈍痛と、腰痛がして、

1時間に何度もお腹の張りと収縮が。そして、お腹がゴロゴロ下る。

起きていても不規則な収縮が続いた。前駆陣痛!

それから無性にお腹がすいて、朝ご飯を2回、お昼ご飯を2回食べて、

きれいなエネルギーと交換。そして、とにかく眠くて眠くて寝た。

「今、充分食べて、寝とけよ~」って言われてるみたい。

ちょうど旦那さんも仕事が休みで、そんな私の姿を見ながら、ハラハラ緊張してるようす。

私はいたって冷静でのんびり笑ってるのに、旦那さんの顔は引きつり始めた。笑

このまま陣痛に変わって、夜あたり、産院に行くかな、と思っていたけど、遠のいてしまった。

今日は、きっと心の準備の日。

と、思ってたら、夕方からまた前駆陣痛。

お腹が張るだけで、全然痛くない。 ちょっきり15分置きに。しかも6時間も。

お風呂に入って遠のくと本物の陣痛ではないと聞いてたので、お風呂に浸かったら、遠のいた。


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やっぱり昨日は新月のもとだったせいか、今日はまだ調子がいい。

引き続き、前駆陣痛はあるけど、慣れてしまって、間隔を測るのもやめた。

朝起きて、少しヨガして、瞑想して、お腹に手を当てて赤ちゃんを感じてみたら、

赤ちゃんと繋がった気がして、私の中でよくここまで大きくなってくれたね...とお腹を愛撫したら、

なんか、ここまで来れたことが嬉しくて嬉しくて、ボロボロと涙が出てきて止まらなかった。


昼から、産院へ、最後の両親学級に行く。

助産婦さんに、日本なら臨月に入ったら毎週検診で、そのつどエコーもするんだよと話したら、

びっくりしてた。私なんて、来週に1ヶ月ぶりの検診があるだけ。

しかも「それまでに生まれなければね~」と笑って予約とっただけ。笑

妊娠中合計3回の最後のエコーは1ヶ月半前ので終わり。

でも、ちょっと前駆陣痛のせいで、子宮口がどうなってるか知りたかったので、診てもらうことにした。

そしたら、子宮口は柔らかくなって、開きかけてるとのこと。

そして「赤ちゃんの頭が、すぐそこにあって、しっかり下向きに、いい位置に固定されてるよ、

パーフェクト!もうすぐ!」って。わお!

やっぱり。助産婦さんは、まだまだだと思ってたらしいけど、私はもっと早いと思ってた。

赤ちゃんがぐいぐい下に降りてきてるのが分かってたし、胎動も少なくなってたから。

「恥骨あたりや腰が痛むなら、あまり動かずに。

お腹が張りやすいから毎日お風呂に浸かってね」と言われた。

張り止めを処方しようか?と言われたけど、もしそれがストレスならね、と言うので、断った。

自然のままにいたい。張ってくれるから、私はそれに従って休んだりできる。


帰り道にスーパーに行って買い物とかしたけど、足の付け根がキリキリして、

思うように歩けなくなってた。

膀胱の上あたりにおもりをのせられてるかんじ。

体がなまるのは嫌だけど、外出は最小限にして、家の中で動こうと思う。


義母と電話で話してたら、なんと次男は予定日の1ヶ月後に生まれたそう。

ちょっと昔までは、そんなに待ってくれたんだ。びっくり。


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家のネットが繋がらなくなり、外は大雪だし、少し買い物に出たはいいけど、

足下が滑るので、すぐ帰って家にいた。

信号のない横断歩道でおろおろするのが怖かった。

とにかく眠くて眠くて、肩こりのような頭痛、まさに生理の前のかんじ。

寝たり、掃除したり、ヨガしたり、本読んだり、久しぶりにおもいきりごろごろした。


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とうとう予定日。

旦那さんが大事な仕事があるので「これが終わってからにしてね~」

なんてお腹に語って家を出てく。

昨晩からまた頻繁に前駆陣痛。でももう慣れちゃった。

36週から週に1回摂るホメオパシーのレメディ"Caulophyllum" を摂ったら、

いつものごとくお腹がゴロゴロ。

しかも腸も子宮もまるごと全体を絞られるような収縮が起こって、

本を見たら「子宮上部の収縮を促進させる」とあった。

本当にビンゴ!

それからまたものすごくお通じがいい。まずはこっちをお産しなきゃだ。笑


"熟した柿の実がなっているときには、そよ風が吹いただけでポトッと落ちる。

そして落ちた木のつけ根は枯れてる。

落ちるべくして自然に落ちるときには、そよ風程度で落ちるのです。

でも3日後に落ちる予定の柿をいま食べたいと思うと、もぎとらないと落ちてこない。"

(ホメオパシー的妊娠と出産 由井寅子著)


そんなレメディ。

私の柿ちゃんは、そろそろ熟すかな...

2010年12月3日金曜日

妊娠38週③ 未来を産む


本当に、出産間近な予感がするので、記しておきたいことがたくさんある。
毎日毎日、目に見えてどんどん下がってくるお腹。
先輩ママたちが言ってたように、垂れ下がってきた。
でべそのおへそがどんどん遠くなる。
そして体中のデトックスが続いてる。
お腹の張りも痛みを伴うように強くなってきた。

出産間近になって、赤ちゃんや胎盤が出てくる場面のイメージをしてみたら、
陣痛の痛みとか出血とか、そういうのじゃなくて、
これから先、赤ちゃんがすくすく成長して、笑うようになって、歩くようになって、
旅行に行ったり、学校に行ったり、家族の笑顔、共に生きてく家庭のようす...
きらきらした眩しい未来が、私の産道を通って、ぞろぞろぞろ〜っと一気に出てくるのが見えた。

この子を生んだら、もれなくその先、この子との長い長い人生がついてくる。
私は、未来を生むんだ。
この子と、旦那さんと、まわりにいるすべての人との、新しい未来を生もうとしてる。
涙が出そうなくらい、わくわくが止まらなかった。

こんなに間近になっても、ありがたいことに、
私の中で、出産に対する「恐怖・不安・心配」が、ほとんどと言ってない。
もちろん、今日?明日?という「そわそわ」はあるけど。
そんな精神状態がここまで保てたことは、私や旦那さんにとって本当によかった。
妊娠中に、感情が不安定になる時期も一度もなかった。
いろんな出来事はあったけど、それでもとにかく毎日が楽しかった。

助産婦さんに、呼吸法のアドバイスを聞いたら、ソフロロジー式分娩法に基づいていて、
呼吸の仕方を教えてくれた時、びっくりした。
妊娠中から、お腹の張りや痛みがあるときは、自然に、同じように息を長く吐くようにしてた。
ヨガの呼吸法に慣れてるおかげもあると思う。
ソフロロジーのちゃんとした本来のイメージトレーニングの勉強会には参加しなかったものの、
産院自体の方針が同じであることを知って、嬉しくなった。
なによりイメージトレーニングしなくても、私の精神状態はそっくりそのまま。
そして、助産婦さんが常々言う、「いかにリラックスして生むか。」
陣痛室は、「私の部屋」になる。
好きな明るさで、好きな音楽、好きなアロマで、好きなものを食べたり飲んだり、
お風呂に入っても、ヨガしても、オステオパスでもある助産婦さんにマッサージを頼んでも、
旦那さんと二人きりなっても、なんでもわがままにしていい。わお!

ソフロロジー式分娩法とは、

 出産を生命の誕生から始まる育児のなかのひとつの過程と考え、
 赤ちゃんを思うことにより、母性を育み出産にまつわり起こるすべてを前向きに捉える分娩法です。
 
 陣痛は、赤ちゃんと出会うための大切なステップ、そして痛みはエネルギーと考えます。
 そのように意識が作られると、陣痛の「耐え難い痛み」への恐怖が払拭され、
 痛みは赤ちゃんと共有する感覚として、受け入れることができるようになります。
 麻酔を用いずに精神を安定させることによって、陣痛の痛みを和らげることができます。

 痛みは恐れにより増幅されるものなので、リラックスして痛みを受け入れる気持ち、
 そして乗り越えたあとには赤ちゃんとの出会いが待っているという期待感の前では、
 痛みの感覚はおのずと縮小されます。

 母親がリラックスの状態を作れることができれば、
 緊張による力も入らず、赤ちゃんは締め付けられることなく、
 無理なくやわらかい産道を通って、頭の丸いピンク色の肌で生まれてきて、
 母体にも疲労が少なく、会陰の伸びもよくなり裂傷が少ないので、
 産後の回復も早くなり、出産からすぐに育児へとスムーズに移っていけます。

 ソフロロジー式分娩では、出産をお母さんと赤ちゃんの共同作業と考えます。
 出産とはきわめて自然なことであり、それは病気ではありません。
 病院や医師が中心となってお母さんは患者としての立場に立つお産ではなく、
 あくまでお母さんと赤ちゃんが主役となり、お母さんが自分で全般をコントロールする出産を目指します。


実はソフロロジーは、今や無痛分娩があたり前になっているフランスで初めて実践されたもの。
私の生む産院が、この分娩法を扱っていてると知って、ますます安心感が湧いた。
さあて、私の人生の革命記念日は、いつ、どうなることやら。
自然の摂理に身を委ねて、すべてが問題なく健康でいられること、ただそれだけを願うばかり。

2010年12月2日木曜日

妊娠38週② 月と出産の関係


私の出産予定日は、日本式では12月9日。
この日で40週目。

前々から、12月5日の新月の日が、なんだか怪しいと思ってた。
日本での新月は、時差があるので、6日に起こる。
新月の日は、私にとって少し特別で、1ヶ月のうちで一番ゼロになる日。
月といっしょに、ゼロに戻ってスタートする日。
不思議と毎月、体の毒素がどっと、排泄や湿疹などになって出たり、
知らないうちに抑え込んでた感情や涙が出たり、デトックスされる日が多い。
妊娠中もそうだった。新月の日にお腹に湿疹がよく出た。
反対に、満月の日は、お腹がみるみる大きくなって、後期には妊娠線ができる日になっていたくらい。
そして、二度の初期流産も、共に新月の前の日だった。

月のことを調べていたら、
満月・新月の日に出産が多いとよく聞くけど、
実は、満月・新月の1日前と3日後に10%近く出産が増加するというデータがあるらしい。

なんと、私の出産予定日は、新月の3日後!!!
出産予定日とぴったり同じ日。
まあ、これはただの偶然。
月齢カレンダーというのがあったので、ふと、私が生まれた日を見てみた。

そしたら、なんと、びっくり!
私、新月の3日後に生まれてた!!!
鳥肌が立ってしまった。
ちなみに、私の母親は、満月の4日後に生まれてた。
なんか、偶然が重なって、おもしろい。

でも、まあまあ、このお腹の子はどうなるかなんて分からない。
生まれる日を決めるのは、他の誰でもない、お腹の赤ちゃんだから。
準備ができたときに、元気に降りてきてくれれば、いつでもいいんだよ。
でも実際、12月5日と予定日当日9日は、私はかなりドキドキしそう。

妊娠38週① 体の準備と母乳のこと


この週の体の変化はすごかった。
出産時の入院準備が整ったところで、体に対していろんな「準備しろコール」が聞こえてきた。

妊娠初期、つわりが全くなかった私。
だけど、最近、最後のラストスパートで、なんか"食べづわり"のような症状が。
お腹がすくと気持ちが悪くなって、朝ご飯を3回食べるようになった。笑
なかなか体重が増えないのに見かねて、「食べてもっと蓄えろコール」が聞こえだした。
甘いものをもちろん欲するから、本当に普通に体重も増えてきた。
そんな時、体重計が壊れてしまったけど、たぶん推定6Kg増。

週末に近くでブロカントがあったので、氷点下の中、がんばって繰り出した。
3時間くらい歩き回って、そのあとアトリエで仕事して、
なんか全然平気だなと思って家に帰ると、お腹がキューって痛くなった。
赤ちゃんの胎動が、いつもとなんか違った。
お腹の結構下の方で、ひっきりなしに、激しくモゾモゾあちこち動いて、様子が違った。
グニュ〜っと波打つような、お腹全体がうねってるかんじ。皮膚を破って出てきそう。
手がものすごく動いて、それが恥骨あたりに当たって痛い。
動き方が変わって、位置も少し変わった気がする。しゃっくり(横隔膜)の位置も違った。
お腹を見ると、一層ぐうんと下がってる!!
下がる準備してたんだ!
そろそろ、どうやって降りていくか、ああでもこうでもないって、いろいろ場所を探してたんだ。

その翌日からは、胎動がいつもより少なくなった。
動きが鈍い。胎動が痛くない。もの足りないくらい。
たまに動くと子宮口あたりがズーンと響く。頭がどっかに、はまったかな?
ドキっとして、それからちょっと安静にしてる。
4日間、担当の助産婦さんが留守の時期だったので、
「今生まれてほしくないなら、安静にしてコール」だったんだと思う。
偶然にも、旦那さんの仕事の予定も、急にキャンセルになったり、ゆるやかになってきた。
まわりの状況まで変わってくるなんて、不思議。

そして、それから毎朝、お腹がゴロゴロ下ったり、お通じがよくなるようになってきた。
なんだろ?と思って調べてみると、体が自然に準備をする、お産が近い印のひとつらしい。
そういえば、出産前に浣腸するって言うし...
自然に、自分でデトックスし始めてる。
体ってすごいな、とつくづく実感した。
友人にも「そうなってくると、そろそろだよ」と言われた。
それに、ものすごーく眠い。
ご飯を食べると、眠くなってイライラする。
今まで寝不足でも全然平気だったのに。
これから先のための「じゅうぶん寝とけコール」かな。


先日、助産婦さんに「産後は、母乳で育てたい?」と聞かれた。
「もちろんです」とは言ったけど、その質問て、なんかおかしいなあと思った。
フランス人は、無痛分娩で生む上、さらに母乳で育てないと聞くけど、本当なんだ...
なんとフランス人の約半数が、出産後すぐに薬や注射で止めてしまったりするらしい。
初乳に免疫抗体がたくさん含まれてるから最初の1〜2週間だけという母親も多いみたい。
そして、すぐにまた妊娠できてしまうから、避妊薬が処方される。
そんなに本能に逆らってしまっていいのかな。
母親としての役割を授かって、せっかく9ヶ月間もいろいろ準備してきたのに、もったいない。
それまでに育んできた母性とか、ちゃんと赤ちゃんに伝わるのかどうか。
なんのために生むんだろう。
もちろん、仕事も、パートナーも、体型維持も、大切なのは分かるけど。
だから、フランス人は、メトロの中で指しゃぶって爪を噛んでる大人が多いのかな。
だから、あんなに街角で一目も構わず、恋人と、おおげさってくらいの愛情表現をするのかな。
だから、大人になっても自立が遅い男性が多いのかな。
その後の親子の絆にはもちろん、人間関係にも影響が出そう。
いろんな考え方はあるし、100%母乳にこだわらなくてもいいとは思うけど、
この国は、こんなにも多くの人がミルクで育ってきたのかと思うと、なんか、寂しい。
しかもちょっと納得。笑

以前も書いたけど、由井寅子さんの本の言葉。

 「帝王切開で生まれても無痛分娩で生まれても、母の愛が響くように修正する期間があるわけですよ。それがお乳だ。
 この愛情が分からない無責任な子供たちを、愛情が分かる子供たちにするには、お乳をあげなければいけない。
 いくらあなたがいっぱい薬を摂った、水銀を摂った、ダイオキシンがあるといっても、お乳に勝るものはないよ。
 それを牛の乳に代えてしまうのは本当によくないですよ。
 毒乳でもいいからあげてよ。どうせ毒乳なんだもの、いいもの食べてないんだからさ。
 だから最初、子供は下痢するのよ。なぜ子供は下痢をするの? あなたの乳の質が悪いからだ。よく吐くのよ。
 でもこれは赤ちゃんに飲ませ、出してもらわなければいけない。
 それであなたの乳はきれいになっていくんだわ。

 普通、女の人は一足飛びに浄化する方法がある。
 それが出産であり、子供を育てることだ。本当に大事な仕事です。」

母乳を与えることが、赤ちゃんへの大きなプレゼントだったら、
母乳を飲んでくれることが、赤ちゃんから母親への大きなプレゼント。
私はいつだって、赤ちゃんを育てるし、赤ちゃんはいつだって、私を育ててくれてる。
妊娠したときから感じてたこと。
私たちは、共に生きてる。
出産て、一方的なことではなくて、お互いがしっかり手を取り合って、一緒に成長していく。
だから、それを見守って包み込んでくれる父親も、とっても大切な役割。
家族みんながひとつになって、また新しい生命のサイクルをつくり出す大仕事だと思う。
どうか、赤ちゃんに必要なだけのおっぱいが、ちゃんと出てくれますように。