2010年10月28日木曜日

妊娠33週 導かれるままに


満月の日の朝。
雨の降ってきた体の上に、ビニールと温かいふとんで覆い被されて、
窮屈でちょっと暑くて苦しい..という夢の中で、
「お母さん...」とつぶやいて、起きた。
目頭に涙が伝ってた。
一瞬ボーッとしたけど、はっとしてお腹を感じてみたら、赤ちゃんは元気に動いてたので安心した。
なんだったんだろう?もうすでに窮屈なのかな?
それか、私が母親のお腹の中にいるときの、夢だったのかもしれない。

そして、、翌日、やっぱり満月を過ぎるとお腹がひとまわり大きくなるな〜、なんて思って、
お風呂前に、鏡を見ると...
妊娠線が!!! できてしまった!!! 突然。
どおりで、なんか、また急にメキメキお腹が大きくなった気がしてた。
満月の日を境に赤ちゃんがパワーアップするかんじがする、と前の日記にも書いたけど、本当に。
あーあ。WELEDAのオイルを4ヶ月目から、しっかり塗ってたのに!
ピピピっと何本か、赤くなって、できたてのがお腹の下の方に浮かんでる。
しょうがない。これは母親の証!!

よく見ると、お腹のカタチがちょっと変わってる。
今まで上を向いてツンとしてたのが、ちょっと下に下がってる。
赤ちゃん、下に降りて来たのかな。
「まだ生まれちゃダメだよ〜」って話しかけてるけど。
早い子は、この時期から降りてくるらしい。
子宮口が閉じてれば大丈夫とのこと。この前のエコーで大丈夫だったから、平気かな。


実は2週間前、11月から引っ越す予定だった物件が、大家さんの事情で、急にキャンセルになった。
あと1ヶ月で臨月だと言う時に、もう茫然。
7月から決めていたのに、あれこれ用意するものや、まわりの環境も調べたりして、
準備も着々としてたのに。赤ちゃんを育てるには、どうしても仕事場と別々にしたかった。
それから2週間、ありとあらゆる手段で、また一からアパート探し。
二人とも外国人でフリーランスの身分は、本当に書類で勝ち抜くのは難しい。
きっと心のどこかでは、かなりイライラしてたんだろうけど、
赤ちゃんに伝わらないように、「なんとかなるよ」って、いつもニコニコしてた。

つい火曜日の夜、ネットでいい物件を見つけて、
翌朝、電話すると、その日の夕方に見学会があるとのこと。
そして夕方、マタニティーヨガ・レッスンの最後のシャバサナ中に、
こっそり抜け出して、アパート見学に急いだ。
私たちの条件、エレベーター・バスタブ・中央暖房・フローリング・日当り良しを楽々クリアし、
おまけに洗濯機、床暖房つき。ややこしい書類手続きもなし。
近くには、マルシェもあるし、Bioスーパーも近い。
極めつけは...大通りの信号を渡ったところに、出産する産院がある!!笑

迷わずに、決めた。
奇跡的に、トントン拍子に決まっていき、見つけてからたったの36時間で、契約。

でも、これも導きなんだと思う。
春にも一度、契約までしたアパートが、突然の水漏れでキャンセル。
妊娠前から、いつか授かる子供のためにアパート探しをしていたくらい、
準備していたことだったんだけど、(契約した4日後に妊娠発覚したんだった。笑)
流れに流れて、臨月直前になってしまった。
結局、妊娠中は、仕事場兼の自宅で、がんばれた。
よく考えると、その間、入居しなかった分の半年分の家賃が浮いたし、
結局、最後のこの物件が、一番条件も、環境も、全部よかった。

このお腹の子は、すべて知っていて、すべて導いてくれたような気がしてならなかった。
なんか、とにかく全部、不思議。
この子の生命が継続したのも、奇跡だと思ってたし、今回のことも、奇跡。
でも、そうなるはずだったこと。
流れに任せて、導かれるままに、委ねていてよかった。
すべてに、ありがとう。

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