満月の日の朝。
雨の降ってきた体の上に、ビニールと温かいふとんで覆い被されて、
窮屈でちょっと暑くて苦しい..という夢の中で、
「お母さん...」とつぶやいて、起きた。
目頭に涙が伝ってた。
一瞬ボーッとしたけど、はっとしてお腹を感じてみたら、赤ちゃんは元気に動いてたので安心した。
なんだったんだろう?もうすでに窮屈なのかな?
それか、私が母親のお腹の中にいるときの、夢だったのかもしれない。
そして、、翌日、やっぱり満月を過ぎるとお腹がひとまわり大きくなるな〜、なんて思って、
お風呂前に、鏡を見ると...
妊娠線が!!! できてしまった!!! 突然。
どおりで、なんか、また急にメキメキお腹が大きくなった気がしてた。
ピピピっと何本か、赤くなって、できたてのがお腹の下の方に浮かんでる。
しょうがない。これは母親の証!!
よく見ると、お腹のカタチがちょっと変わってる。
今まで上を向いてツンとしてたのが、ちょっと下に下がってる。
赤ちゃん、下に降りて来たのかな。
「まだ生まれちゃダメだよ〜」って話しかけてるけど。
早い子は、この時期から降りてくるらしい。
子宮口が閉じてれば大丈夫とのこと。この前のエコーで大丈夫だったから、平気かな。
あと1ヶ月で臨月だと言う時に、もう茫然。
7月から決めていたのに、あれこれ用意するものや、まわりの環境も調べたりして、
準備も着々としてたのに。赤ちゃんを育てるには、どうしても仕事場と別々にしたかった。
それから2週間、ありとあらゆる手段で、また一からアパート探し。
二人とも外国人でフリーランスの身分は、本当に書類で勝ち抜くのは難しい。
きっと心のどこかでは、かなりイライラしてたんだろうけど、
赤ちゃんに伝わらないように、「なんとかなるよ」って、いつもニコニコしてた。
つい火曜日の夜、ネットでいい物件を見つけて、
翌朝、電話すると、その日の夕方に見学会があるとのこと。
そして夕方、マタニティーヨガ・レッスンの最後のシャバサナ中に、
こっそり抜け出して、アパート見学に急いだ。
私たちの条件、エレベーター・バスタブ・中央暖房・フローリング・日当り良しを楽々クリアし、
おまけに洗濯機、床暖房つき。ややこしい書類手続きもなし。
近くには、マルシェもあるし、Bioスーパーも近い。
極めつけは...大通りの信号を渡ったところに、出産する産院がある!!笑
迷わずに、決めた。
奇跡的に、トントン拍子に決まっていき、見つけてからたったの36時間で、契約。
でも、これも導きなんだと思う。
春にも一度、契約までしたアパートが、突然の水漏れでキャンセル。
妊娠前から、いつか授かる子供のためにアパート探しをしていたくらい、
準備していたことだったんだけど、(契約した4日後に妊娠発覚したんだった。笑)
流れに流れて、臨月直前になってしまった。
結局、妊娠中は、仕事場兼の自宅で、がんばれた。
よく考えると、その間、入居しなかった分の半年分の家賃が浮いたし、
結局、最後のこの物件が、一番条件も、環境も、全部よかった。
このお腹の子は、すべて知っていて、すべて導いてくれたような気がしてならなかった。
なんか、とにかく全部、不思議。
この子の生命が継続したのも、奇跡だと思ってたし、今回のことも、奇跡。
でも、そうなるはずだったこと。
流れに任せて、導かれるままに、委ねていてよかった。
すべてに、ありがとう。
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