2010年6月22日火曜日

妊娠中のマクロビオティック


マクロビオティックの講師、奥津典子さんの"Organic Base"のページ。


妊娠中の注意や、陰陽の調整のコツ、食材の選び方、極陰・極陽のものが欲しくなる理由など、
知りたかったことが 丁寧にたくさん書かれていて、思わずプリントアウトしたほど。
その中の一番最後の文章に あまりにも感動してしまったので、お言葉をお借りします。


私たち女性は、お腹に海を持っています。
全ての生命が海から生まれたように
女性の体に浮かぶ海に、新しい人の命は生まれてくるのです。

月の満ち欠けによって、海の潮の流れが変わるように、
私たちの中の海の満ち干きも月の影響を受けます。
そしてその中で、一つの受精卵が30億倍の質量増加と、進化の歴史を繰り返します。
その場所に、日本人は「子宮」(子の御宮)と名を付けました。

どうか、私たちの中の海を大切にしましょう。

その海に、できるだけ添加物や荒々しい食べ物を(口を通じて)投げ込まないでください。
男性も、女性の海を大切にしてください。
どんな男性も、そこから生まれてきたのです。
そして、一人ひとりの女性の中の海がきれいになるとき、
きっと地球の海も美しくなっているでしょう。

食はもっとも身近な経済行為でもあります。
私たちが自分の中に入れるものを選ぶことは、
私たちの地球環境や、社会のあり方を選ぶことでもあります。

私たちの中の海を傷めるような食べ物は、不思議なことに、
環境や他人、他の生き物も傷めてつくられているのです。
食べることは殺めることであり、生き物は常に他の生き物の命を
動植物問わずいただいています。
野生の生き物はその厳しいサイクルの中にいますし、
伝統社会はよりそれを実感できるものだったはずです。

しかし、そこにあるのは尊厳ある死であって、
蹂躙するような死ではありませんでした。

私自身、文明社会の魅力と力はいつも感じています。
いまさら、虫が良すぎるのかな、と思うこともあります。
しかし、より幸福な赤ちゃんや、子ども達が増えますようにと願ってやみません。

そしてそのためには、
大人が幸福になることだと思います。

どうぞ、皆さまが、皆さまの大切な方が、
よりお幸せな妊娠時代を過ごすことができますように。

オーガニックベース講師 奥津典子

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