2010年7月27日火曜日

Lennart Nilsson『A Child Is Born』


先日、私のエージェントA&Aのディレクター、Kajsaの家に行った時、
フォトグラファーLennart Nilssonの写真集を見せてもらって、衝撃!感動!
すぐに欲しくなって、eBayで探した。
彼女は、母国スウェーデン語の70年代の古本と、今出版されてるもの持っていて、
私は古本のほうにすごく惹かれたので、80年代の英語の古本を購入。(読めないくせに)

Lennart Nilssonは、内視鏡などを使って、世界で初めて子宮内胎児の撮影に成功した、
"写真界のノーベル賞"と呼ばれるスウェーデンの医学写真家。

人間は、受精してからたった40日間の間に、人類が進化した40億年の歴史を経るというけど、
私のお腹の中でそれが起こっていたと思うと、本当に神秘的...
羊水という海の中で、小さな卵から、魚、両生類、爬虫類、そしてほ乳類へと進化し、
人間のかたちになるまで、1日に1億年分の成長をする。
みんなみんな、どんな人も、一番最初は0,06mmの命からスタートして、この過程を辿ってきた。

羊水って、40億年前の地球の海水と同じ成分と聞いてびっくりしたけど、
母親ひとりひとりが、体内の神聖な海を汚さずに、守っていくことが、
なによりのエコロジー(生態系という意味を含めた地球環境)に繋がる原点なんじゃないかと思った。

受精後4週目の、しっぽのある7mmの赤ちゃん。

5週目。たった1週間で手足がにょきにょき。

6週目。もう1.5cm。人間らしくなってきた。

左側の水風船みたいな小さな袋が卵黄嚢。栄養を溜めて赤ちゃんに与える袋。

顔の変化。一番右側は20週。産毛がしっかり生えてきてる。
ちょうど今の私の赤ちゃんはこんなかんじなのかな。

この豊かで穏やかな表情...
『千と千尋の神隠し』でお風呂に入ったあとの"河の神"に似てる!

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