2010年4月4日日曜日

妊娠 5週 復活祭と春の女神 


今年のイースター(復活祭)は、生涯忘れられない日になりました。
2009年、本気で赤ちゃんが欲しいと思い始めると同時に、
それを察知してか、我が家の大切な家族のひとり、うさぎのイヴちゃんが天国に行きました。
それから3ヶ月後、妊娠が分かり、すぐに初期流産。
欲しくて欲しくてしょうがない感情がもっと高まった そのまた3ヶ月後、妊娠した。
今回は確実だろうと 嬉しさいっぱいで過ごし、6週目のある日、腹痛と大出血で流産した。



悔しくてしょうがなかった。
まわりの友達や知り合いの懐妊報告を聞くたびに、焦ったり嫉妬もした。
初期流産の原因は、胎児の染色体異常だとは分かっていても、自分を攻めずにはいられなかった。

立ち直るまで何ヶ月かかかったけど、だんだんと、
この二度の流産は、私にとってとても意味のあることだと分かっていった。
私の子宮に宿っていた前世からのトラウマや、生活の中での毒素を全部、
赤ちゃんが食べてくれたんだと知って、この出来事を愛しく思えるようになった。
いつかまた戻ってくる命を迎えるために、準備をし始めた。
心の準備、父親と母親としての準備、そして、生活を少し変えたかったので、
アトリエと自宅を分けるため、引っ越しを考えた。
そして とんとん拍子で、いい物件が見つかった。

3月の終わり。
ミナコちゃんから、あるヒーラーの方が遠隔ヒーリングをするイベントがあると教えてくれて、
その日、私も繋がった。
その名も”春の女神”のエネルギーを受け取るというもので、

女神からもたらされるエネルギーの中に、妊娠というのもあった。
目を瞑って瞑想に入ると、珍しくピンク色の光がたくさん見えて、

それらが手を繋いで輪になって踊って上昇していくようだった。
あとから彼女のブログを見ると、"天へと渦巻くピンク色のエネルギー"と書いてあって驚いた。
3月31日。
家から徒歩2分の場所の、小さな自宅用物件を契約した。
今の家は、旦那さんと私の仕事用のアトリエになる。

4月3日。
いつもお世話になっているヒーラーの先生のアトリエで、エンジェルカードを引くと、
"Créativité"(想像力)が出た。作品をつくれというより、新しい命の作品をつくるという意味に感じた。
帰り道にペットショップで うさぎとヒヨコを見て、「明日はイースターだなあ」なんて思いながら。
家に帰って、偶然その日からポケットに入れていたムーンストーンの石の役割を本で調べると、
なんと"Créativité"だった。

4月4日。イースター。
朝からソワソワ。
偶然ミナコちゃんから、「今日の朝、イースターを考えて、イヴとゆいちゃんのことを思ってた。」と
春の女神エオストレの絵を添付したメールが来てた。

実は、もしかして、と思っていたので妊娠検査薬をしてみると、すぐに陽性。
以前のように ドキドキして込み上げてくる嬉しさと言うより、
「やっと、戻って来てくれたね」という落ち着いた感情だった。
そして、この日は復活祭。
春の女神が うさぎを連れて、新しい生命のたまごを運んでくる日...
その偶然のほうが信じられなかった。二度も私たちのところにやってきた、あの命が戻って来た。
目を瞑ると、天国にいるうさぎの
イヴルナが、せっせとたまごを運んで来てくれるイメージで満ちて、
人生で一番嬉しくて、幸せなひとときを感じた。

でも、二度の流産の経験もあり、やはり少なからず不安はあった。

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